ボートン=オン=ザ=ウォーターの人の多さに辟易している方、路線バス+パブリック・フットパスで、コッツウォルズを満喫してみませんか?
特にローワー・スローター、アッパー・スローターは観光客も少なく絵本の世界に入り込んだようなイギリスの静かで美しい田舎の景色を堪能出来ます。
この記事では主にボートン=オン=ザ=ウォーターからアッパー・スローターへウォーキングした行程について綴っていきます。
タクシーやレンタカー無しでもコッツウォルズを満喫出来たので、旅程作りの参考になれば幸いです。
チッピング・カムデンからスタートしてボートン=オン=ザ=ウォーターへバス移動
チッピング・カムデンのThe Bantam Tea Rooms & Guest Houseに泊まった私は、朝食の時間を早めていただくようお願いしました。
Moreton in Marsh 乗換ルートで、ボートン=オン=ザ=ウォーターの宿The Old New Innへバスで向かいます。
タクシーなら20分弱で行けるのに、路線バスの乗り継ぎは非効率かなと思っていましたが、次から次へと現れるガーデニングに凝った家々を見るのが楽しく、むしろバス運賃だけで沢山の可愛いコッツウォルズの村が眺められて幸せという気分になりました。
乗車時間 | 乗車地点 | 下車時間 | 下車地点 | バス番号 | 終点 |
8:40 | チッピング・カムデンのバス停 Noel Arms Hotel | 9:09 | Moreton in Marsh駅 | 2番 | Moreton in Marsh |
9:45 | Moreton in Marsh駅前 | 10:22 | ボートン=オン=ザ=ウォーターのバス停Newsagent | 801番 | Cheltenham, Royal Well Bus Station |
ボートン=オン=ザ=ウォーターの宿で荷物を預かってもらう
一目惚れした宿 The Old New Innです。シングルは£90.00とリーズナブルでした。
スーツケースを預かってもらいアッパー・スローターへ向かって歩き始めます。
ボートン=オン=ザ=ウォーターからアッパー・スローターへウォーキング開始
残念ながらGoogle mapにはボートン=オン=ザ=ウォーターからアッパー・スローターへのパブリック・フットパスは載っていません。
その為OS Mapsというパブリック・フットパスが詳細に載っている地図アプリを利用します。
1ヵ月660円とプレミアムは有料ですが、事前にダウンロードした地図をオフラインでも読むことができるのが最大のメリットです。
電波が無くても、地図上で現在地が常に分かるんです。
アプリのおかげで、方向音痴の私でも迷うことはありませんでした。
OS Mapsの地図を載せる訳にはいかないので、位置関係を示した概略図です。
私は赤色の矢印で示したパブリック・フットパスを使って、アッパー・スローターのLords of the Manorへ辿り着きました。
※実際のOS Mapsではパブリック・フットパスは緑の点線で描かれています。
概略図右下のボートン=オン=ザ=ウォーターの住宅地をスタート地点にして、Windrush川沿いを歩き始め、Monarch’s Wayを一部通り、まずローワー・スローターへ向かいます。
Windrush川です。
この辺りの景色が素晴らしくてうっとり… 写真のお宅、藤の季節はさぞ素敵なことでしょう..!
麦畑の中を歩いていきます。時々地元の方がウォーキングをしていました。
分岐点には必ずフットパスのサインがあり迷うことはありませんでした。
狭い路地を歩くのって何だかわくわく。
馬の放牧地の脇の道を歩いたりもします。
緑のトンネルを抜けたり….。
ローワー・スローターに近づいてきました。
一度泊まってみたい美しいThe Slaughters Manor House
手入れされたお庭。
可愛い家が建ち並んでいるエリア。
ユニオンジャックとジギタリスがアクセントになっているお宅。
アイ川のほとりの伝統的なコッツウォルズ石を使った家々。
19世紀に建てられ、小麦を挽くための製粉所として使用されていた水車小屋。
The Slaughters Country Inn のアイビーも素敵
ローワー・スローターからアッパー・スローターのLords of the Manorへは、Wardens’ Wayの一部を通ります。
ここは地元の人たちが犬の散歩にも使っていて、まさに暮らすような旅を体験出来ます。
ボートン=オン=ザ=ウォーターを11時に出発したのに、写真を撮ってのんびり歩いていたらLords of the Manorの13時のランチに遅れそうになり、後半駆け足になりました💦
Lords of the Manorへ到着。
ローズ・オブ・ザ・マナー・ホテルでのランチ体験
当初屋内のレストランへ案内をされましたが、庭で頂きたかったのでウェイトレスさんにお願いをしたら快くOKの返事。
前菜とメインのついた2コースランチを頂きます。至福の時
今回の旅行で一番美味しかったのがこのランチ。
ポーチドエッグのサラダと豚バラのメインがサービス料込で£27.56でした。
食事の予約は公式ページの”Book the dining room“からなさってください。
私がメインで選んだpork bellyは、サンプルメニューのアラカルト(単品)で£30。
ランチは、2コースの £ 24.50あるいはデザート付きの3コースの £ 29.50(共にサービス料別)がお得なようです。
この後ホテルのお手洗いをお借りしたら、本来のトイレに何か問題があったのか1つの客室がお手洗いとして開放されてました。ゴージャス過ぎるお手洗い
ホテル内や裏庭の写真を撮っていたら出発が遅れてしまいました💦
アッパー・スローターからストウ=オン=ザ=ウォルドへ徒歩とバス移動
ローワー・スローターまでは往路のフットパスで戻り、そこからはGoogle mapにも載っている車道を歩きSlaughter Pikeというバス停へ向かいます。
時間が足りなくなった私は全力疾走
14:22 発バス停 Slaughter Pikeから、Chipping Norton, West Street行き 801番のバスに乗って14:33 着ストウ=オン=ザ=ウォルドのバス停 Libraryで下車。
St Edward’s Churchは必見。イチイの木に古びた扉があり、指輪物語の世界のよう。
左: The Porch House 英国で最も古いパブの一つ
右: CUTTER BROOKS ファブリック系のインテリアが豊富なお店
ストウ=オン=ザ=ウォルドからボートン=オン=ザ=ウォーターへバス移動
15:25発 ストウ=オン=ザ=ウォルドのバス停 Libraryから、Cheltenham, Royal Well Bus Station行き 801番のバスに乗り、15:42着 ボートン=オン=ザ=ウォーターのNewsagentで下車。
この時間になるとボートン=オン=ザ=ウォーターは観光客で溢れかえっていました💦
写真を撮るなら午前中がよさそうです。
まだ静かな時間帯のボートン=オン=ザ=ウォーター↓
チェックインして体を休めました。
翌日出発が早いことを事前にオーナーに伝えたら、朝食の代わりに、クロワッサン・フルーツ・ヨーグルト・ジュースをチェックイン時に頂けました。スーパーでチキンサテを追加で購入し、朝食boxを夕食にしてしまった私..。
疲れていて夕食を簡単にすませたかったので有難かったです。
隣のThe Model Villageは、宿の鍵を見せれば無料で入ることが出来るのもgoodでした。
注意点
・土日、祝日は平日ダイヤに比べてバスの本数が極端に少なく/全く無くなりますのでご注意ください。
・2024年6月訪問時、このルートでコッツウォルズ旅行を楽しめましたが、今後電車・バスの運行時間がいつ変更になるかは分かりません。必ず出発前にGoogleで経路検索をしてからお出かけください。
まとめ
いかがでしたか?
路線バスを駆使すれば点在するコッツウォルズの村の訪問は可能です。
またOS Mapsというパブリック・フットパスが詳細に載っているアプリを利用すれば、想像すらしなかった素敵な散歩道を発見できるかもしれません。
キフツゲート・コート・ガーデンズへの訪問記事はこちら↓