せっかくイギリスに行くのであれば「おとぎ話に出てくるようなお城」を見てみたいと思いませんか?
渡航前に「イギリス 美しい 城 ガーデン」等ありとあらゆる検索ワードで調べて、一目惚れしたスコットニー城。
ロンドンから日帰りで行けます。
この写真を見た私の友人は口々に「絵みたい! どこにあるの?」と驚いていました。
「イギリスで最もロマンチックなお城」と称されるのも納得。
ネットの事前情報では「レンタカーやタクシーがないと難しいらしい」でしたが、そんなことはありませんでした。この記事ではアクセス方法を詳しくお伝えします。
位置的にどこにあるの?
ロンドンから南東へ車なら1時間半くらいの距離です。
私が利用した電車とバスの詳しい経路
1. ロンドンCharing Cross駅⇒列車でTunbridge Wells駅まで1時間移動
2. 駅前のバス停から20分のバス移動
3. バス停から徒歩23分で到着
順に説明します。
まず7:43 発 ロンドンCharing Cross駅から列車に乗り、8:42着 ロイヤルタンブリッジウェルズ(Tunbridge Wells)駅で降ります。
駅前のバス停 Railway Station (Stop T)から、9:03発 256番 Wadhurst行きバスに乗り、9:21着The Vineyardで降ります。
Autocar Bus & Coach Services社のバスは、クレジットカードのタッチ決済が使え、運賃は往復で£7.7でした。
バス停The Vineyardからスコットニー城のゲート↓までは車道沿いで徒歩8分ほど。
途中歩道がほとんどない所があるので、車には十分気を付けて歩いてください。
ゲートからお城までの道は徒歩15分ほど。交通量も少なく森の中を歩くので快適です。林が現れリスが出迎えてくれます。
実は、この256バスの運転手さんにスコットニー城へ行きたい旨伝えたら「ゲートまで乗せて行ってあげるよ」と言われました。ですから私は行きに関してはゲートからお城までしか歩いていません。
外国の杓子定規でなく合理的な考え方、大好きです
電車のチケットの買い方
日帰りなので、ロンドンのCharing Cross駅からTunbridge Wells駅までの往復チケットを購入しました。
チケット購入は、Trainlineというアプリが便利です。
手数料が数百円かかりますが、チケットがメールでQRコードの形で送られてきます。
私はロンドン到着日の翌日に行くと決めていたので、渡航前にエポスカードで購入しました。
エポスカードで「海外電車乗車料金」を払うと海外旅行傷害保険が適用されますよ。
※出典はTrainlineのスクリーンショツト
Anytime Day Returnチケットなら、行きと帰りが同じ日ならどの時間の列車に乗ってもOKです。
プラットフォーム番号の見つけ方
電光掲示板を見て目指すプラットフォームに向かいます。
というのもイギリスの鉄道、直前までプラットフォーム番号が決まらないことがあるんです。
例えば、この写真を撮った時、Tunbridge Wells行きの列車に関しては、まだブルーのwait状態でプラットフォーム番号が決まっていません。
右隣2本の列車はプラットフォーム番号が決まり、グリーン表示になっているのが分かりますか?
スコットニー城にいよいよ到着
私の頭でダウントン・アビーのオープニング曲が流れました
Gardenは10時から入れます。入場料は£17.00
Old castleがとっても素敵なので、人が沢山来てしまう前に池の方に向かって歩きましょう。
もうどこから写真を撮っても映えます
14世紀に建てられたOld castleは、周囲を堀で囲まれています。
自然の地形を活かした設計が特徴で、花々、樹木、池が美しい風景を作り出しています。
古風な塔や石造りの壁が中世のロマンティックな雰囲気
建築家Anthony Salvinを雇ったEdward Hussey3世が、Old Castleの一部をわざと取り壊し、廃墟を作り出したというのだからそのセンスに脱帽。
四季折々の美しい花々や木々が植えられている庭。
ロマンティックな廃墟にうっとり…。
まるで物語の一部に入り込んだかのような感覚を味わいました。
ランチ情報
Tea-roomは10時から営業しています。
テラスで頂く食事は雰囲気が良くて幸せ
隣のショップでは植木鉢や苗の販売もありました。お土産購入も楽しめます。
1837年から1843年にかけて、Edward Husseyが建てたゴシック様式の邸宅。
11時からは邸宅内部の美しい装飾や家具を見学できます。
帰りのバス・電車の経路
The Vineyardから、13:42発 256番のバス Tunbridge Wells行きに乗り、14:05着 Tunbridge Wells駅前にあるRailway Station (Stop B)で降りました。
バスの本数が少ないので乗り遅れたら大変です。バス停には早めに到着するようにしましょう。
実はCrossroadsというバス停がスコットニー城には一番近いのですが、バス停の標識が存在しません。(乗客が手を挙げたらバスは停車するのでしょうが)
数分遠くなりますが、バス停の標識があるThe Vineyardから乗車するのが無難です。
Tunbridge Wells駅 14:38発 Charing Cross行きの列車に乗り、Charing Cross駅には、14:33に到着しました。
注意点
・必ずナショナルトラストの公式ページでオープニング時間を確認しましょう。苦労して訪問して、closedだったら悲しいです
・公式ページにはBook a visitという項目がありますが、これは駐車場の予約です。バスで訪れる場合には必要ありません。
・土日は256番バスは運行していません。
・2024年6月訪問時、この方法でスコットニー城への日帰り旅行を楽しめましたが、今後電車・バスの運行時間がいつ変更になるかは分かりません。必ず出発前にGoogleで経路の検索をしてからお出かけください。
まとめ
いかがでしたか? 写真は全てスマホで撮ったもので、トリミング以外一切加工を加えていません。
いかにこの庭園と城が美しいかがお分かりになって頂けると思います。
庭園は、春にはブルーベルやラベンダー、夏にはバラ、秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめるそうです。
私のアクセス情報がお役に立てたら幸いです。
キフツゲート・コート・ガーデンズを訪問した記事はこちら↓